治験モニターでの薬剤師やMRの役割

治験モニターという言葉を聞いたことはありますか。 嘘か真か高額バイトなどのウワサを耳にする治験モニターですが、その中に薬剤師が関係する業務があります。 治験を実施して通過したあとは、薬剤師が薬事申請を行うのです。

薬事申請は、厚生労働省に申請を出す治験の書類です。 どんな物質が配合され、それによってどんな効き目や反応があったかなどを、データとしてまとめた内容です。

薬事申請の内容が厚生労働省で認可を受けられれば、薬品として世に出回ることが許されます。 治験における薬剤師の役目はここで終了となりますが、その薬品が患者さんたちの治療に役立てられるためには、MRの存在が大切になってきます。

MRとは、製薬メーカーの営業担当者のことです。MRという営業マンになるには、薬剤師の資格を取得していなくてもなることができますが、3割近くは薬剤師です。MRは、医療機関にその薬品の専門的な情報を伝えて営業活動を行います。薬科大学卒業者に限らず、文化系出身のMRも増えている状況です。

大学で専門的な知識を習得していない方でも、現場で活躍している方は大勢います。 MRは、学術という分野での仕事もあります。医師のところに出向いて、薬品の説明を行うことがあります。 医師から問い合わせがあったときに、対応するのもMRの役目です。

治験を通ってこれから販売する薬品以外でも、すでに普及している製品について対応する機会があります。 薬局や病院で処方された薬で治療を行っている患者さんから、メーカー側に直接質問されることがありますが、そのときに回答するのはMRです。

薬剤師の資格も問われず、薬科大学を卒業していなくてもなれるMRは、薬で多くの患者さんたちを助けたいという方たちが多いため、求人が定員オーバー気味ではないかと思われますが、実情はそうでもないようです。外資メーカーが日本に参入するとき、大幅な求人を行うなどの理由で、人手不足なのです。 日本全国の病院に営業しなくてはいけないので、転勤が多いということも薬剤師不足に影響しています。

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